'1-1. 日記' Category

ひとつ

たったひとつ、大切なことがうまくいかなかっただけで、100個の間違いを思い出した。
なんで1が、100になってしまうのか。
100が初めから存在するからだ。
ふと開いた小さな穴を覗き込んだら、100個の現実が見えた。
地上から100cm、わたしは宙に浮いていたのだと。
不安定だから、きっとすぐ崩れる。すぐ消えてしまう。
100回ため息ついて、なんとなく、野菜ジュースだけ飲んで生きれればそれでいいかもと思う。

無題

きっかけは何だったのか考えていた。
思い出せなくて長い間探してた。
わたしのせいだと考えるのは思いあがりだ。ただわたしがきっかけを作ったのかどうか。何かを間違ったのかどうか。
語られなかった事柄を、推測しようとするのは間違っているだろうか。

どうしていいのかわからなかった。
黙っていたほうが良いなら一言も喋らないことができた。
笑いたいなら、たくさんの笑い話をする。
勝手なフィルタをかけないように、まっさらになって準備した。語ってくれたらと。
結局、カラダが温かくなると良いなってそればかり思って、他に何もできなかった。

わたしは居たほうがいいのか、居ないほうがいいのか。
どちらでもいいのなら、役に立たないなりに、できる限り、そこに居たいと思った。

原点

自分の聞きたいことを聞こうとしたり、判断材料としてのフィルタをかけて人を見ると、混乱するだけだ。
相手の伝えたいことは何なのか、考えながら聞くと、時々ちゃんと聞こえる。
そうやって原点に戻る。
とても綺麗な目をしている人がいて、見ると、いつもちょっと切なくなる。

Raining

雨に閉じ込められている。

【過去】DVDの返却期限は昨日だった。
【現在】今日返しに行けるかな。
【未来】明日も雨だそうです。

今日と前後1日だけを、いつも、ただ過ごせば良いのだ。
そこに含まれる人々は生きていて、そこに含まれない人々は存在しない。
80分間しか記憶をたもてない博士のように、わたしも3日で十分かもしれない。
3日後に新しく出会ったら、はじめまして、って笑う。

ごちゃごちゃ

くだらないことを考えないですむように、仕事に夢中になっていない時間はすべて眠って過ごしたい。
あったかいベッドにもぐりこんで、一瞬で眠りに落ちたい。
だけどわたしは寝つきが悪いし、洗い立てのシーツは冷たくわたしを拒む。
タオルケットを頭までかぶったら、真っ暗で柔らかな空間ができた。自分の息で空間は温まったけど、自分の思考でいっぱいにもなった。
ぐるぐるめぐって最後に辿り着くのは、小さな小さな真実に似たものだ。
それはわたしを少し落ち着かせてくれるから、その小さなものを頼りに、すべてを捨てられたらと思う。つまりわたしの思考を平静に保つことができるなら出家したほうが良いのではというような。たとえば全ての人を好きという代わりに、全ての人にさよならと言えたらというような。
たまに自分を強い人間だと錯覚するけど、強い人間なんて存在するのだろうか。間違っていないか、だまされていないか、おびえて生きてる。
ある一定の哀しみを越えると死んでしまう世界の小説を書きたいってずっと思っているけど、そこは幸福な世界なのか。皆が僧侶みたいに平静で愛に満ちてる。
わたしはこの暗闇で、わかったようなふりで、小さな真実に似た言葉を繰り返し自分に言い聞かせる。自分を洗脳できればどんなに楽だろう。