二次元理想女に捧げる青春
日本が世界に誇れる文化のひとつに、オタク文化がある。
アニメに漫画、それからゲーム。しかし作品自体が優れていても、その世界にハマりこみすぎると問題が生じてくる。日本では『オタク』と呼ばれる人種は迫害の対象だ。
黒縁の眼鏡に、数日洗っていないと見えるべったり髪。漫画をたくさん買うためにリュックを背負い、背中を丸めて小さな歩幅で歩く。アウトドアでの活動が嫌いなため、肌は生白く贅肉が多めについてる。普段は小さな声でおどおどと話すのに、興味のあることについて語りだすと止まらない。ひとことで言えば不気味。それが一般によるオタクの印象である。
よりオタクとして情熱的に生きているのは男だ。エロの要素が強いからか。年に二度、オタクの祭典とも呼ばれる同人誌の即売会があるのだが、彼らはそこで好きなキャラクタのパロディ漫画を買うために、何十万円ものお金をかける。
男にとって理想の女が描かれているのだろうと、後学のために読んでみた。元ネタの漫画より顔が丸く目が大きくなった主人公の少女は、メイド服やらナース服やら衣装を何度も変え、眼鏡をかけてみたり、いじめっこを泣きながら見つめたりしていた。頬は常に赤らんでいる。さらに少女は猫の耳と尻尾をつけて、「好きニャぁ」と甘え始めた。そこからいったい何を学ぼう。世の男すべてがそれらを望んでいたとしたら、わたしたち女は女を愛するしかなくなる。
まあ、気を取り直して肯定しよう。不気味ではあっても、それはそれでひとつの青春。そんな女いませんよ、その恋は成就しませんよと、オタクくんに同情してあげよう。二次元の理想女を愛するあまり、少しでも近い存在になりたいと、自分自身を変えていく彼らの姿は健気なものではないか。
ある知り合いのオタク男性は、名前を呼ばれるとこう返事をする。
「ニャ?」
可愛らしく小首を傾げてみても、二重顎にシワが寄っているだけです。
1.22nd,2007 at 00:40
自分は高1からオタク趣味に走りました。しかし自分の場合、誰の目からみても不細工な顔なのでいくら積極的に話しかけたり優しくしても、所詮いい人どまりでした。ですから自分のように周りからオタクにならざるをえなかった人もいることを認識していただきたいです。