ごちゃごちゃ

くだらないことを考えないですむように、仕事に夢中になっていない時間はすべて眠って過ごしたい。
あったかいベッドにもぐりこんで、一瞬で眠りに落ちたい。
だけどわたしは寝つきが悪いし、洗い立てのシーツは冷たくわたしを拒む。
タオルケットを頭までかぶったら、真っ暗で柔らかな空間ができた。自分の息で空間は温まったけど、自分の思考でいっぱいにもなった。
ぐるぐるめぐって最後に辿り着くのは、小さな小さな真実に似たものだ。
それはわたしを少し落ち着かせてくれるから、その小さなものを頼りに、すべてを捨てられたらと思う。つまりわたしの思考を平静に保つことができるなら出家したほうが良いのではというような。たとえば全ての人を好きという代わりに、全ての人にさよならと言えたらというような。
たまに自分を強い人間だと錯覚するけど、強い人間なんて存在するのだろうか。間違っていないか、だまされていないか、おびえて生きてる。
ある一定の哀しみを越えると死んでしまう世界の小説を書きたいってずっと思っているけど、そこは幸福な世界なのか。皆が僧侶みたいに平静で愛に満ちてる。
わたしはこの暗闇で、わかったようなふりで、小さな真実に似た言葉を繰り返し自分に言い聞かせる。自分を洗脳できればどんなに楽だろう。

コメントする