複数。

複数の人を好きになり、関係を持ち、そのうちひとりは公の恋人で、そうやって複数の人を裏切りながら、一年を過ごした人がいる。
ばれて駄目になったらそれもいいっていう割り切りがあったのか。そうだとすると、その複数の人々の誰をも本当には好きではなかったのか。
複数のうち誰かをとても好きで、でも恋人になれなかったから、後の数人で寂しさを紛らわしていたのか。
真相は闇だが。
被害をうけていたほうの人は、哀しいとか苦しいとかを通り越していたみたいだったけど、普通に人間不信になってもおかしくないよね。
一年か。恋人と思っていた人が一年、裏切り続けていた。
なんて、聞いただけで凹む。こんな時代に生まれるんじゃなかったと思った。

頭がおかしくなりそうだから、とりあえず聞いて欲しい、という感じでその人は喋りはじめたのですけど、そうやって、誰かに話して心の平衡を保つことができるのは、とても羨ましかった。

もし自分がその立場だったら、どんなふうになると思う?

One Response to “複数。”

  1. かが Says:

    少し違うけど、大学の先輩をおもいだしました。
    その先輩(女性)は、性に奔放な人だと思われていました。恋人がよく代わるし、悪い言い方をすれば、誰とでも寝るみたいな言い方もされていました。

    でも私には、頼りになる、そして優しい先輩でした。
    あるとき、先輩の愚痴に付き合わされ、呑めない酒を一緒に飲んだことがあります。そのとき、酔いつぶれながらも、先輩は「これが、最後の人。最後の恋だと思ったよね」と何度も何度も繰り返すのでした。

    そのとき、思いました。
    他人の目には、奔放に見えた先輩の恋は、いつも「これが最後」と思って全力投球していたのだなと。でも悲しいことに、そうした先輩を受け入れてくれる男性は、大学時代には現れませんでした。

    卒業のとき、先輩は僕に言いました。
    「もう一度だけ、一度だけ、頑張ってみるからね」

    それから会っていませんが、先輩の「最後の恋」は成就したのでしょうか。
    私は、先輩の幸せな顔にいまも出会いたいと思っています。

コメントする