偽物たち

その暖かさに甘えている

やさしさと 弱さにも

笑ってるのは嘘です

泣いてるのも嘘です

こんな遠くまで来てしまった

笑うことでしか真実を語れない世界

耳をすます

雨の音きこえるんだ

あと、どこかで洗濯機の音

猫、眠たげに顔を洗う

日曜の午後

そして隣人の笑い声

車のエンジン音

私はベッドで寝返りを打つ

ごめんなさい

ごめんなさい

これは涙ではない

内部

それは殆ど口に出せずに

笑っていた

笑うことは巧くなっていて

本当かどうかは私にもわからない

帰宅と同時にため息がでたら

それはそういうこと

口に出さずに 顔に出さずに

ヒカリ

手を伸ばしてみる
それは熱い

それとも冷たい

でもいいかな

手を伸ばしてみようかな

どうでも良いかもしれない

ただ触りたいだけかもしれない

溶解速度

ここに来ないでください

ひとりでいたいんです

ここは私の場所です

ひっかきまわすのは止めてください

セキュリティシステムがうまく動かない

そうして私はまたひとつ

安心できる空間をなくしました。