[ 4. 詩 ]
物音、足音、振り返る
自転車の音、鍵の音、振り返る
振り返る
振り返らなくなる
壊れてく
2004年10月7日(木) 23:26 | コメントする
部屋の電気は点けてない
膝の上眠る猫を撫でる
ぴんと伸びたヒゲを触る
不満そうに鳴いて猫は去る
私はキーボードの上で眠る
すべてのすべての明かりが消える
朝のすこうし前の時間
23:24 | コメントする
もっと普通ならば良かった
目立たずに、目立たずに
平凡に、少しだけ幸せに
それでなかったら
もっと特別になりたい
世界中に知られるくらい
あなたとも、あなたとも、あなたとも
違う人間だと証明したい
23:22 | コメントする
全部捨てる
仕事も親も友人も恋人も猫も部屋も
全部
そして拾いに行く
涙は誰にも見せてない
誰もいない部屋で唄う
声は何にも吸い込まれず響く
響いて
誰にも届かないまま
宙に消えてく