きみと記憶と朝

きみがいない朝
つよく風を受け
口を開けて居た
上を向いて居た
空はそこに居た
何も言えず居た
わたしと同じで
気持ちを消して
ただあおく居た

口を開けて居た
空気流れこんだ
呼吸できて居た
涙ながれ落ちた
きみがいなくて
きみがいない朝
空がそこに居た
滲んでただ居た

消えてなくなれ
消してしまえと
何度も涙ぬぐい
涙ぬぐい本当は
きみが居た朝を
その柔らかさを
覚えてきざんで
忘れたくないと
なお空を見上げ
なお涙落とした

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