感情による感情のための負傷

胸の中に住んだ生き物は

いくつもの棘を持っていたから

動くたびにわたしは

どこかしら刺されることとなった

血が足りなくなる前にと

思ったけど思っただけで

いつの間にか膝を抱え

棘を見詰めることばかり得意で

声どころか息も漏らせない

感情は単純なものなのに

どうしてひどく怖気づいている

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